革命前夜の藻塩草

Anthologie à la veille d'une révolution

2019-01-01から1年間の記事一覧

ゴダール『イメージの本』(Le Livre d'image) の解釈についてのメモ

戦闘性(戦争、革命)が人間の本質的な部分に存在している。 ドーファにおける反体制運動;石油資源の産出がなく、貧しいこの地において、本来起こりえないものだった。しかし、煽動を受けた市民は爆弾を投げるようになる。 戦争は権益を求める一部の者のた…

インタネットを蠢動するおまえたちへ(3)

おまえたちの憎しみは贋物だ。 おまえたちは、憎しみという一見すると個人的とも思える感情すらをも、他者を模倣したしかたでしか生み出すことができない。おまえたちは、おまえたちではない誰かを憎む。しかし、おまえたちはその「誰か」を知らない。その「…

インタネットを蠢動するおまえたちへ(2)

考えろ。頭を使え。莫迦共が。そんなんだからおまえたちは最低最悪の莫迦なんだよ。莫迦は罪だ。民主主義を根本から無力化するし、被害にも加害にも気づけないからだ。莫迦は自傷していることを知らない。おまえたち莫迦共はその選択をよかれと思ってやって…

エテュディオンの覚醒

ひさびさに授業に出た。 わけあって半期休学していたので、最後に大学に行ってから7~8ヶ月ほど経っていた。本稿では、いまの心持ちを簡単に記録する。 まず、進級をしたいと強く思うようになったというのがある。まだ1年しか足踏みしていないが、在学期間に…

ラランティ

夢の中でしばしば走ることがあるのだが、もれなく、400 m 走の最後 100 m のような、酸欠で脚が重くて動かない(いわゆる「きれた」)状態で走っており、遅々として前進できない辛さが毎度よみがえる。 こんなトゥイートをした日の夜に、またもや妙な夢を見…

アルティクル

近ごろハッとした話をしよう。 といっても(ここで「といっても」などと留保をつけたがるのが、じつにわたしらしく、みっともないとも思うのだけれど)、「ハッとした」のが誰かといえばそれは紛れもなくわたしであり、それがインタネットの底を這いずりまわ…

ヒラガナノススメ

漢字ばかりの莫迦っぽい文 漢字を「ひらく」といういい方がある。漢字で表記することもできることばを、あえて漢字にせず、ひらがなで書くことをいう。逆に、漢字を「とじる」といえば、ひらがなを漢字で書くことをいう。わたしは、なるたけ漢字をひらいて文…

インタネットを蠢動するおまえたちへ(1)

じつは、わたしにも世の中の動向を知る技術が多少あり、したがって、知りたくもない情報を知ってしまう危険性につねに晒されていることになる。ちょうど、わたしたち全員が、宇宙や大地からやってくる放射線を浴びて、遺伝子の変異するリスクに直面させられ…

2019 年 1 月の読書まとめ

読んだ本 クジラの子らは砂上に歌う(4)(ボニータ・コミックス) 著者:梅田阿比クジラの子らは砂上に歌う 5 (ボニータコミックス) 著者:梅田阿比家庭用事件 (創元推理文庫) 著者:似鳥 鶏クジラの子らは砂上に歌う 6 (ボニータコミックス) 著者:梅田阿比ク…

2018 年 12 月の読書まとめ

読んだ本 クジラの子らは砂上に歌う 1 (ボニータコミックス) 著者:梅田 阿比クジラの子らは砂上に歌う 2 (ボニータコミックス) 著者:梅田 阿比クジラの子らは砂上に歌う 3 (ボニータコミックス) 著者:梅田 阿比 ひとこと 昨年末、漫画しか読んでないな...…

何も考えない人

インタネットのみなさん、こんばんは。虚無小路虚無篤(きょむのこうじきょむあつ)です。インタネットやめましたか? みんなやめてますよ。最高の気分が味わえますよ。やせられますよ。 ところで、お聞きしたいことがあるんですが、あなたは普段、何を考え…

塾と保護者と子どもの教育

簡単な自己紹介 突然だが、読者諸氏は、塾へ通ったことはあるだろうか。 筆者は通ったことがあるし、じつは現在進行形で通っている。 正確にいえば、筆者は小学校中学年の時分から中学生の終わりまで学習塾へ通い、主に文科省による学習指導要領に沿った学習…